富士の麓の造り酒屋
富士錦酒造は富士の麓 柚野にある造り酒屋です。 富士の雄大な自然に囲まれたこの地で三○○年に渡り、 日本酒を造りつづけています。
会社概要
社名 | 富士錦酒造株式会社 |
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住所 | 〒419-0301 静岡県富士宮市上柚野532番地 |
連絡先 | 電話番号 0544-66-0005 / FAX番号 0544-66-0076 |
資本金 | 4,000万 |
代表 | 代表取締役 清 信一 |
代表あいさつ
「伝統は革新の連続である」
いつも富士錦をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
心より厚く御礼を申し上げます。
富士錦酒造は、元禄時代(1688~1704)に創業しています。しかし、創業当時から現在の造り酒屋の姿ではありませんでした。元々は地元の地主で、小作人を数多く雇うほど大きく農業を営んでいました。当時、小作人からもらう小作米が多く入ってきた為、そのお米を用いて酒造りを行った事が、今の姿となるきっかけでした。当時は売る為の酒造りではなく、小作人への褒美として、また当時は現在のような娯楽が少なかった為、唯一の楽しみであった秋祭りに奉納する為の御神酒として、お酒を少しだけ醸造していたそうです。その後、戦後の混乱時期に、農地改革(1946)により農地の大半を失い、それまで副業で行ってきた酒造りを、これを機に本業としたのでした。
冒頭の言葉、これは古い歴史を持つ、ある和菓子屋さんの言葉です。この言葉はまさに、こうした変革を乗り切ってきて現在がある人たちの「姿」そのものだと思います。革新をするには、大きな勇気と決断が必要です。今の我々の姿があるのは、過去のこうした人たちの大きな勇気によって今の我々の姿がある事を常に考え、その苦労に畏敬の念を持ち、その思いに背くことなく仕事に邁進すべきと考えています。
富士錦酒造の考えには、常に一本の軸があります。それは、「この場所にこの会社あることの意味を常に考える」という事。これは、この地域の資源を生かし、仕事を通し、地域と共存するという事です。それは転じて、誰のために仕事をするのかという意味になっています。私は、我々が持つ技術が、必ず地域の人の役に立つと信じ、常に皆様に喜ばれるものを作り、世に送り出したいと思っています。
「伝統」は「信頼の積み重ね」そのものです。毎日の一所懸命が歴史を作り、伝統を支えます。このことを常に胸に刻み、これからも意味のあるモノづくりを重ねていきます。富士錦酒造の未来に、どうぞご期待ください。
富士錦酒造株式会社
代表取締役 清 信一
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